野辺山ウルトラ：本番編

100でなく71キロの部ですよ。制限時間10時間15分。

今回は2回目のチャレンジで、一昨年は50キロの関門(7時間)が突破できなかったのだ。

なので、まずは50キロの関門を突破することが目標。

ちなみに去年の奥武蔵ウルトラのタイムが10:30ぐらいだったので、

あのときみたいな感じでギリギリか…と思うと自信なし。

朝2時起床。そーっと起きて化粧施し、朝ご飯。あんまり食べられない、緊張してる？

宿のヤンキーっぽいお兄さんに会場まで送ってもらう。車中はB'zが流れていた。

しかし寒い。いつでもどこでも半袖+アームウォーマーじゃだめなのね。

霧に包まれた美しく幻想的な高原の朝の風景と、リアルを背負ったランナー集団のコントラスト。

先は長いけど、とにかく制限時間との勝負であることはわかっていたので、

エイドに寄りすぎない、休みすぎないことに気をつけるだよ。

林道の序盤でちょっと左足首ちょっと捻る。テーピングしてくればよかった。

右足で蹴った石が左くるぶしにぶつかって超痛い。

稲子湯エイドでおしるこ休憩10分。

一昨年はここで薬飲んだりしてたことを思えば、今年は全然まし。

そういえば前回「お嫁においで」と言われた40キロの

お義母さん(←その気)エイド(まだ申し込み受付けてるかな)を通過し、

42キロで5:25、関門が6:00なのでよしよし。

このコースで5:25なら、もっとフツーのフルマラソンで

もうちょっと速く走れないもんかねと思う。

ここからぐんぐん下り。50キロの関門は間に合いそう。

あとちょっとと思うと長い8キロだったけど6:20で通過。あーよかった。ばんざーい！

しかし、辛かったのはここからで。

50キロの関門突破にロックオンしすぎていたためか、

ここからじぇんじぇん走る気力がなくなってしまったのだ。

ちょっと歩けば自然に走るの感じになるかなぁと歩いてもダメ、

50キロのお蕎麦エイドで行列に並んでた人たちに抜かれ始める。

ついには縁石に座り込む凋落ぶり。

ここまでだいたい決まった顔ぶれで前後してた人たちがごっそり前に行き、

後ろから来たニューフェイスたちにも続々抜かれてゆく。

んーでもね。

残りの距離を考えると、ゴールはできるんじゃないかと皮算用。

(50キロの関門までは時速7.1だけど、50→71は時速6.4で間に合うようになる設定の妙)

↑拙い算数、合ってる？

春山さん、アゴヒゲさん、エミさんや同じ宿だった方々とすれ違いで声掛け合う。

同じ宿のうっすら連帯感がありがたい。

ハエのたかりそうな速度で進む、58キロのエイドまで長かったー。

限界が近づいてる感じもするけど、あと13キロ。

直視できない扮装のおじさんから「前半のフォームと今のフォームが違うね」と

突然まじめな指摘を受けるも、まともに答える気力無し、「そうですか」と生返事。

残り時間は少なくなってくるけど、50キロまでの貯金に物を言わす。

なんか両手が見た事ないぐらいむくんでる。水分の調節がおかしなことになってる？

あと1キロのところで「一緒にゴールしましょう」とおばさまに声をかけられ、

ラスト100メートルだけ走って、まるで道中ずっと一緒だったかのような手つなぎゴール。

わーい。10:01ぐらい。ぎりぎりじゃー。はじめてお名前コールされた。

完走できてうれしいけど、なんかやっぱり50キロで終わってた展開が不甲斐ない。

悔しいとまでは思わないんだけど、あーやっちまったみたいな、そんな感じ。

そんなわけで感動あまりなしでお風呂。その前にコーラ。

気絶しないよう短めにお風呂入って、ソフトクリームが感動的においしかった。

バスで100キロゴール会場に戻る。こちらはすっきりさっぱりして、

さっきまで走ってたのが嘘みたいな感じだけど、まだみんな走ってるんだもんね。

体育館に置きっぱなしの荷物を早くバスで預かってくれないかなとか、

今考えるとどうでもいいことにソワソワ行ったり来たりしながら、100キロのゴールを応援。

もう何キロ走ったという話にすっかり驚かなくなってしまったけれど、

生で見る100キロのゴール、夕闇迫る中、大変な山を越えて

自分の足で走って帰ってくるランナーの姿はほんとに感動的。

「奥様と手をつないでゴールです」とか、ベタな演出にタオル手放せず。

春山さん、アゴヒゲさん、エミさんのゴールもばっちり立ち会えてよかったー。

「仲間がゴールする瞬間に立ち会う応援の人」になりたかった

私の夢を叶えてくれてありがとうございました。

いろんな意味で自分の中途半端さが炸裂した71キロだったけど、

とりあえずゴールできてほっとしてます。

手のむくみも走り終わったらなくなったし、筋肉痛もほどほど。

だけど右足の土踏まずが腫れてて、これはなんでしょう。

Comments

[zombie]

完走おめでとうございます。
＞＞42キロで5:25、関門が6:00なのでよしよし。

このコースで5:25なら、もっとフツーのフルマラソンで

もうちょっと速く走れないもんかねと思う。

↑私も富士五湖でフルを過ぎたタイムが4時間10分だったので、全く同じ事考えながら走ってました（＾＾； そして同じく50km付近で潰れ始めましたね（＾＾；

[みずやん]

お疲れさまでした！
71kmに挑戦、さらには走り切ること自体、中途半端ではありませんよ。

[shobun]

ひゃー、ここにもすごいのがまたいた。
おめでとうございますっ！みんないったいどこまで行ってしまうのだろう。。。

[ハウオリヤコ]

ちょっとお、パンちゃ～ん、笑いながら涙しちゃったよお～
完走、おめでとー☆お祝いしてあげるよ！（←なぜに上から目線？ 笑）

[アゴヒゲ]

完走しても、反省の弁。
さすが来年の100kmを見据えていらっしゃいますなぁ。

[payuta]

お疲れさま～。
何気に果敢な挑戦を続けてますねぇ。野辺山を経験すると怖いコースはないでしょうね。
次の目標はなんでしょう？

[pancake]

>zombieさん。
ありがとうございます。
まぁ、そう思ったようにはいかないんですけどね、
未挑戦の距離は楽しいですよね。

>みずやんさん。
50キロのレースだったら大満足だったのになぁ。
でも完走できたからよしよし、カツ丼も食べていいよ、ってなってます。

>shobunさん。
ありがとうございます。
どこにも行かないから心配しないでください。

[pancake]

>ヤコちゃん。
応援、激励ありがとう。お祝いしてして！

>アゴヒゲさん。
あと30キロも走れるかなぁ。
ちなみに、わたくしのフォームの乱れを指摘したのは、
25キロ(だっけ？)付近で一緒に見かけた女装おじさんでした。

>payutaさん。
ありがとうございます。
進歩ないなりに、パンケーキ・チャレンジシリーズ、
細々と続いてます。次は……考えまーす。

[ヒロ児玉]

おっ！見事リベンジ達成したねぇ～おめでとう。

ハエがたかりそうな速度でも、ゴールできれば偉いよ！ちょい納得できないなら
来年１００キロチャレンジするしかないでしょう。僕も来年はまた参戦したいなぁ～
この大会。お蕎麦美味しいしね。

[くりすけ]

完走おめでとう。
一昨年も出てたんですね、見事なリベンジです。
こうなったら来年は100ｋｍでしょう。

[春山]

お疲れ様でした。ボクは２０ｋｍ地点ですでに手がむくんでいました。なんで？(笑)
来年は１００ｋｍですねー！またボクを迎えて下さい！！

[pancake]

>ヒロ児玉さん。
ありがとうございまーす！なんとか達成でした。
先月のぐるぐるがずっと前のことのような気がしますが、
まぁ、あの感じでこれなら御の字、ですよね。

>くりすけさん。
ありがとうございます。
100キロ行くためには、奥武蔵でいっぱい練習しないと、ですよねぇ。

>春山さん。
おつかれさまでした。
あ、やっぱり来年も出たくなってる〜？
手がむくむのって、標高のせい？